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知覧の紅茶

投稿者:(S)

紅茶薩摩半島のほぼ中央に知覧という町がある。昔、特攻隊の基地があり、その記念館が町の一角を占めていて、なぜか今も映画『ホタル』のノボリがあちこちに立っている。また、武家屋敷が多く残っているので、鹿児島県の誇る観光名所でもあり、シーズンには賑う町だ。

更に、知覧は茶の産地でもある。が、残念ながらこちらの全国的な知名度はいまいちだ。知覧を含めた鹿児島県の茶の生産量は静岡県に次いで全国2位を誇っているのだが、そのことはあまり知られてなくて、関係者は「発信力が弱い」と自らため息をつく。

過日、その知覧で紅茶を生産し事業化されている田中京子さんと知り合った。前回書いた鹿児島での講演でお会いしたのである。開業医のご主人と結婚、関西から知覧に移って40年、県の研究機関に“紅富貴(べにふうき)”という紅茶の苗があるのを分けてもらって10年ほど前から育てられたのだという。苦心の末穫れた“夢富貴”というオリジナルが英国の『グレート・テースター・アワード』という権威ある食品コンテストで金賞を得たのだそうで、その紅茶をテイスティングさせていただいた。

なるほど美味しく「日本でもこんな香りのよい紅茶ができるんだ」と感心した。写真では判りにくいが、カップとの境目にできる金色の輪がタンニン質で、これが紅茶の美味しさを決めるのだという。世界の3大紅茶はスリランカの“ウバ”、インドの“ダージリン”、中国の“キーマン”とされるが、紅茶の本場英国で金賞に輝いたというのは、それらに肩を並べる品質だということだろう。わが家で飲む紅茶にはゴールデンリングなど現れないから、格段の相違は肯ける。

と、書けば紅茶事業のすばらしいサクセスストーリーである。しかし、そうなるまでには大変なご苦労があったようだし、今でも生産量や品質が安定しないなどといった問題にしばしば悩まれるのだそう。それを克服して“ユメフウキ“が世界4大紅茶になるよう、また、知覧が日本の紅茶産地として発展するよう願ってやまない。(S)


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