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6㎡に300時間

投稿者:(S)

先月中旬、久しぶりに風邪をひいた。2.3日様子を見ていたが咳が止まらない。長引くとまずいと近所の医院で診てもらい、夕食後に処方された薬を飲んだ。ところがその薬が大当り、翌朝には顔から足の先までびっしり発疹が現れ、鏡で見ると自分の顔とは思えないほどの腫れ。それをマスクで隠して医院に飛んで行くと「直ぐに入院設備のある病院で治療したほうがよい」との診断。紹介状をもらって大病院へ行くと「これは重症、呼吸困難になると大変」と即入院を申し渡された。正に青天の霹靂である。病気とは縁遠かっただけに入院と聞いただけでテンションが上ってしまう。

薬疹を抑えるためには大量のステロイド剤の投与が必要だ。しかし、その副作用として血糖値や血圧が上る。それを抑えるために朝、昼、晩と検査し、数値を確かめながら相応の注射や薬を飲まねばならない。だから入院が必要になる、と理に適った話に加え「呼吸困難」という言葉を聞けばためらう気は失せ、そそくさと病室へ。

与えられた空間は4人部屋でひとりのスペースが約6㎡である。結果としてこの空間で約300時間を過すことになったのだが、日が経つうちにこの狭さでも意外に我慢ができるものだと知ることになった。2×3mに24時間居るのはとても息苦しく、それが12日も続くのはひどく苦痛だろうと普段なら考える。しかし、実際に過ごしてみると、快適とは言わないまでもさほど痛痒を感じない。何することもなく唯々時間が経つのを待つ、そのための空間ならこれで十分、数日で自分の城としてすっかり馴染んでしまった。退院する頃には、今まで狭いと思っていたマンションも大邸宅に感じるのではないかとさえ思ったほどである。“起きて半畳、寝て一畳”という言葉もある。きっかけはともかく、贅沢を戒められた6㎡であった。

今回私が得た薬害についての3つの情報。

①薬というのはどんなものでも(市販の風邪薬でも)人体に害を及ぼす可能性があること。(従って、処方してくれた医者を恨むのは筋違いである)
②漢方薬は効き目が穏やかだからと安心するのは間違いで、薬害を起こす可能性は案外高いこと。
③薬害は初めて飲んだ薬で生じるのではなく、2度目以降に現れること。(例えば、赤ちゃんが蚊に刺されたとき、1度目は何の反応もないが2度目からは腫れて痒くなるのと同じだとか)

皆さまお気をつけて、と言いたいところだが、注意すれば防げるものではないので罹ったら早めに病院へ。「呼吸困難」になったら大変です。(S)


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