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“今様かざり”

投稿者:(S)

20年近く前になるが、東京都雛人形工業組合から新商品開発事業のプロデュースを依頼され、作り手が持つ技術の粋を集めた“12ヶ月の飾り”というシリーズ商品開発を提案した。その趣旨は、従来の正月や雛まつり、五月の節句などの季節商品に加え、年間を通して売れる商品を開発すれば繁忙期と閑散期の溝を埋められるのでは?ということにあった。1年間の事業終了後、一部の人たちが通販を通じて開発した商品の販売を始めたと知ったが、私が九州へ活動の拠点を移したこともあってその後の経過を聞くこともなかった。

東京へ戻ったのを機に、当時若手だった組合の幾人かを訪ねてその後の状況を聞いてみると、この類の商品の開発や販売は現在休止しているのだとか。そこで一年を通して売れる飾り物の開発に再度挑戦することを提案、有志5社(人形・屏風・小道具・羽子板・兜)がこれに応じて“今様かざり”プロジェクトがスタート、その第一弾「招福宝袋」をこの12月から市場に出す。(家庭画報通販など)

この飾りは人形づくりの技術に定評がある㈱松崎人形の作で、写真にあるように金襴地の巾着から珊瑚・小判・打出の小槌・隠れ蓑・隠れ笠・七宝・丁子といった日本古来のお宝が溢れ出る、おめでた~い縁起物。(台にアクリルのキューブを使ってちょっと今様に…)家庭で飾るだけでなく開業や開店のお祝いとしてのギフト需要もあるのでは?と欲張ったもの。

私は過去40年余りものづくりに係わってきたが、対象は何れも生活必需品であり、機能やデザイン、そして製造方法まで徹底して追うことを求められた。ところが、この“imayo:KAZARI”ではそういった制約から解放され、需要の予測と商品の価値と価格のバランスを監視することさえすればよくなった。肩の力を抜いた年齢にふさわしい仕事を得たような気がする。(S)


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