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九州やきもの事情

投稿者:(S)

saga t.cご存知のように、九州は窯業が盛んな土地である。伝統的工芸品産業として指定されているものだけでも、小石原焼、上野焼(福岡県)、唐津焼、伊万里・有田焼(佐賀県)三川内焼、波佐見焼(長崎県)小代焼、天草陶磁器(熊本県)薩摩焼(鹿児島県)、そして沖縄には壷屋焼がある。中でも全国的に名高い有田・伊万里焼を抱える佐賀県は立派な窯業技術センターを持ち、陶磁器に関する材料や技術、そしてデザインまで組織的な研究が進められている。

先日、この機関の年に一度の運営会議に出席してきた。そして、売り上げのピークであった平成3年に比べると、昨年度はその20%近くまで落ちた、と聞かされた。この傾向は九州のどの窯業界でもあまり変わりはないようだ。そして、その原因を①生活スタイルの変化、食生活の多様化②海外からの低価格で高品質陶磁器の大量流入③旅館、飲食店での安価な食器への切替え④デパートなどでの売場面積の縮小、とするのも変わりない。

しかし、と私は思う。不振の原因をそういうものに求めてよいのか、と。なぜなら、これらはあくまで外的な要因であり、今のユーザーのニーズと感性を把握していないから売れないのだという内的な要因に対する反省を欠いているからだ。転写という技法で大量に作られる陶磁器の引出物にうんざりしている人は多い。この現実に目をそむけ、経済環境や売場に責任を押しつけても意味がないだろう。

一昨日、鹿児島市のアドバイザー事業で薩摩焼の窯元を訪ねたが、ここでもユーザーの心をつかめないという。そこで私のアドバイス。「まず、あなた自身が健全なユーザーになってみたら?」 (S)


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