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ブランドの功罪

投稿者:(S)

あなたが知ってるブランドは?と問われたら、多くの人が日本の大手企業か、イタリアやフランスの伝統的なファッションや鞄の会社名をあげるだろう。ブランドとは、ユーザーに特別な信頼感を与え、その商品を所有することで自分が価値ある者とイメージ(或いは錯覚?)させ、販売に結びつけるのがその目的である。、だから、企業はブランディングに力を傾ける。

企業だけでなくkyoyasai、全国で“地域ブランド”を作ることが流行ってきたのは以前に述べた。古くは「京野菜」があり、ブランド構築の成功例として広く認められている。また新しいところでは、ご存知、東国原知事が先頭になって市場拡大を図る宮崎県の県産ブランドがある。何れも、良質、安心のほかにその地方でしかできない珍しさもあって売上げを伸ばしたというからその功は大きい。

 しかし、地域ブランド事業が成功していない例も少なからずある。数年前に、某自治体と産業組合がブランド化を図り、その検証に来てほしいと乞われたことがあった。行って内容をを聞くと、広告会社にブランド名やロゴマーク作成を丸投げし、そのイメージにふさわしい商品を参加企業が開発、それを集めてパンフレットを作ったという。おまけに流通を変えることなく複数の商社(問屋)に任せ、価格も自由(つまり、値引きOK)だそうで、これはもうブランド事業と言えるものではない。それを指摘したら音頭をとった行政の偉いさんからひどく睨まれた。ブランドはそんな容易に成るものではないし、時間もかかる。更に成功してもそれを維持するのは大変だ。案の定、この地域ブランドは3年を待たずに消滅したとか。

このように、本質を理解することなくブランド事業に走って失敗した場合、地域の行政とメーカー、そして商社の関係に不信感が生まれる。しかもそれが、補助金で賄われているなら誰も責任を負わず、われわれの知らないところで税金が消える。罪なことである。

ところで、デパートの1階売場を席巻しているヨーロッパの有名なおしゃれブランドが翳りを見せているそうだ。今まで支持してきた日本の女性たちも、少し覚めてきたのかもしれない。そこで、「そういったブランド品で身を固めるのは、所詮、都会の田舎モンか田舎の都会モン」と断じたら、その筋の人に怒られるだろうか?いや、案外、ニヤリとされるかも…。(S)


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