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福岡の冬

投稿者:(M)

真冬である。ここ福岡でも数日雪が降り我が家の前はこのとおり。

「九州でも雪は降るんですか」と訊かれることがたびたびある。私自身もここに住む以前にはそんなことを言っていた。つまり認識不足だった。その状態で狭い東京のマンション暮らしから福岡の一軒家に移ったので、最初の年にはかなり戸惑った。二人暮らしにしては広い空間なので、エアコンでは足りずに石油やセラミックのヒーター、コタツまで買い込んで震えていた。

日本は小さな国土だけれど、四季と地域の気候差のおかげで生活は多様だ。そしてそのおかげで多様な製品が必要になり開発され売れることになる。東京のマンションで暮らしていると必要性が全く理解できないような商品が、寒い土地では有難い商品なのである。日本の産業は、発明の母たる「必要」がたくさんあったおかげで発展したのだろう。常夏の国では寒さ対策の商品など開発の発想さえないだろうし、道路が社交の場になるくらい開けっ広げの国ではインテリアに目が向かない。同様に、開発者の生活のスタイルが一辺倒では商品開発のヒントがないということになる。さまざまな年代のさまざまな地域での暮らし方を知ることが大切だとつくづく思う。

12年の間に身体が馴染んだのか鍛えられたのか、各種暖房器具の殆どは今では押入れの場ふさぎになっている。そんな今でも天気予報の「全国の天気」で福岡に雪だるまが並んでいるとき、東京には赤々とした太陽が並んでいたりすると、「ちぇっ」と思う。あの連日の冬晴れの明るさが懐かしい。東京があれだけ繁栄した理由の一つはあの気候の良さにあるのではないだろうか。

さて今日も靴下を2枚履いて、タートルネックも2枚重ねたから寒さには負けないさ。(M)

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